1. 界面前進凍結濃縮装置

製品情報

界面前進凍結濃縮装置

液体の成分を逃さず濃縮。濃い液体香料やスイカのアイスワイン、40度超えの日本酒まで、これまで世に存在しなかった高付加価値の液体を作り出します。

  • 界面前進凍結濃縮装置
  • 界面前進凍結濃縮装置

特徴

  • 膜濃縮や蒸留では失われる成分を逃さず濃縮。
  • 今まで濃縮技術が無かった液体香料(天然香料)やアルコール類の濃縮が可能に。新製品の開発に道が拓けます。
  • 医薬品など、加熱すると成分が失われる液体でも濃縮が可能。輸送コストを大きく削減できます。
  • 5L程度のラボスケールから50L程度の実用スケールまで対応可能。
  • 石川県立大学や石川県工業試験場との5年以上にわたる共同研究の成果。
  • 特許取得済。

特にオススメの使用場所

酒造、ワイナリー、香料メーカー、乳業、医薬品メーカー、貿易会社など

納入事例

  • スイカやマンゴーのアイスワイン?まったく新しい驚きを世に出す装置。

    ワインの等級は、原料となる果汁の糖度に大きく左右されます。その中でも最高クラスとされるのが、アイスワインと呼ばれるもの。これは、ブドウをあえて収穫せずに冬を待ち、凍った果実から溶け落ちる滴を集めて作られるもので、収率も悪く大変な人手が掛かります。明和工業の凍結濃縮技術は、この自然のプロセスを効率だけ上げて再現したもの。これにより、糖度の不十分なブドウからもアイスワインを作成可能に。さらには、スイカやパイナップル等、通常ワインにならないものを醸造できるため、まったく新しい商品をこの世に出すことも可能です。

  • 商品価値を決定づける「香り」。ついに、実用的な濃縮技術が登場しました。

    微量でも商品の印象をまるごと変える、香り成分。缶コーヒーやシャンプー、即席麺のスープなど、想像以上に多くの商品に入っており、私達の生活は香料に囲まれていると言っても過言ではありません。しかし、この香料の多くは水分子と近いサイズであり、従来の膜濃縮では水と一緒に抜けてしまう成分がありました。実験室スケールから産業スケールまでの需要に応えられる明和工業の凍結濃縮技術であれば、様々な原料から高品質な液体香料を生み出したり、輸送コストを下げたりすることが検討可能になります。

仕様

撹拌式 循環式
形式 PFC-M10 PFC-M100 PFC-C10 PFC-C50 PFC-C250
処理量 [ℓ] 10 100 10 50 250
最大冷凍能力 [℃] -35 現在開発中 -30 現在開発中
最大濃縮能力 〜アルコール 45%
〜Brix 25
〜Brix 20
動力 [kW] 3.7 5.6 7.95
外寸 [mm] W900 × L1,400 × H1,400 W1,000 × L1,000 × H2,500 W900 × L1,300 × H3,000
重量 [kg] 350 550 845