1. JICA中小企業支援事業への採択お知らせ

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明和工業からのお知らせ

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2019.03.01

JICA中小企業支援事業への採択お知らせ

「JICA中小企業海外展開支援事業-案件化調査-」に引き続き、「JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業-普及・実証・ビジネス化事業-」のもと、これまでの活動地域であるケニア国メルー郡にて第2フェーズをスタートします! 

 

明和工業では昨年、JICA中小企業支援事業のもと、ケニア共和国・メルー郡で、当社炭化装置を用いて現地の社会課題解決に寄与する事業の案件化調査を実施しました。

そして複数回の現地調査の結果、 住民・自治体の双方から 、近年の気候変動下で深刻化・頻発する干ばつ等の影響で水不足に悩む小農家の干ばつに対するレジリエンスを高めることが、喫緊の課題として希求されていることが分かりました。

これに対し、明和工業の炭化装置で生産可能な炭は微細な孔の集まりでできており、孔の中に水分・栄養分を蓄えることができます。この炭をアフリカの土壌に加えれば、希少な雨水を土壌中に留め、干ばつなどの水不足の際にも植物に水を供給できる効果があります。

先の案件化調査結果をふまえ、当社では、引き続きメルー郡において自社炭化装置の活用のもと、地域で入手可能なバイオマスを用いた保水性の高い炭の生産方法を確立し、農業資材として普及させることで、干ばつに強い農業の実現を目指すことにしました。

上記趣旨において、JICA中小企業支援事業の第2フェーズである普及・実証・ビジネス化事業への採択が決まりましたので報告します。
2019年夏から始まる2年半の事業実施に向けて、鋭意準備を進めていますので、引き続き応援宜しくお願い致します。

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<案件概要>
■ 対象国/地域:ケニア/メルー郡
■ 事業概要:農業残渣や林業残渣から炭・木酢液を生産し、耐干ばつ性向上資材として普及する「バイオマス炭化事業」に関する普及・実証・ビジネス化事業。同資材の生産機として炭化装置を郡政府農業部門や民間事業者に導入するビジネス展開を図り、ひいては干ばつ問題の緩和によるケニア国の農業生産安定化への貢献を目指す。
■ 実施期間(予定):2019年夏~(2年6か月)

<JICA支援スキーム概要>
■ 名称:中小企業・SDGsビジネス支援事業-普及・実証・ビジネス化事業-
■ 概要:開発途上国の開発ニーズと本邦民間企業等の優れた製品・技術とのマッチングを行い、「SDGs達成に貢献するビジネス(SDGsビジネス)」及び開発途上国の課題の解決を図り、ODA を通じた二国間関係の強化や経済関係の一層の推進を目的とする。
(詳細:https://www.jica.go.jp/press/2018/20190128_01.html )
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